ツイセン株式会社
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採用調査の重要性

どうしてもその会社に入りたいからと言って、履歴書をつい都合よく書き換えてしまう。つまり「嘘(虚偽)」を書いてしまう。統計的にみるとそういった癖のある人物は、いざことが起こると「誤魔化したり」「隠蔽したり」する傾向が強いと言われる。

 ではそのような「嘘をつく」人物を入社試験・面接でどれだけ見抜けるのか?

 履歴書に嘘偽りなくありのままの事実を記載するというのは、応募者の約9割がそうであるという。しかし残りの1割については、その虚偽申請が入社後のトラブルに発展する可能性が高いと聞かれる。

 嘘をつこうがつくまいが入れてしまえば、簡単に辞めてくれとは言えない。労働者は常に基準法・契約法であつく保護されており不当解雇で裁判沙汰になるケースが散見されるのが現状である。どうしても穏便に事を運ぼうとするならば、口頭での注意から始末書の提出、改善がなされない場合は減給処分、大きなトラブルを起こしての懲戒免職。だが当人がもし詐欺まがいな行為、又は漏洩問題を起こしたとしても確たる証拠が必要になる。逆にそこまではっきりとした証拠があって初めて「解雇」に踏み切れる。しかし一般企業ではなかなかそこまで調べ上げられないというのが実情でもあり、結果暫定的に一時金を渡し「身上都合」で依願退職してくれればいい方で、対応が遅れたのが命取りとなり会社の屋台骨をも揺るがすような騒動に発展しかけない。

 つまり自分の履歴になんてこともないだろうと思う小さな嘘をついてしまう行為の持ち主の胸先に「まさか」の危機が待ち受けている。

 採用を行う人事担当の人たちの労力は大きく、費やす時間もままならない。せっかく苦労して入社させた人物が「実は前の会社で勤怠に問題があった」とか「セクハラ・パワハラの人」だったとか。なぜ入れたのだと言われても責任などはとれないし、そこまで見れる筈もない。採用の流れとしても1次2次面接が上長で行われれば、入れた責任は上長にあるわけで採用担当がとやかく言われる筋ではない。採用担当も面接する担当も、限られた時間の中で応募者の履歴書から情報を取集するのは無理があるのである。現在多くの企業が採用の調査を外部機関に依頼しているのはそういった理由からである。そもそも採用調査に違法性はなく、むしろ企業の防衛対策として又は取引先からみられる健全性が必要であるという認識が高まっている。業務の一連の中での採用調査、個人信用調査は普遍視されているが、人道的な見地からの差別・個人保護からの逸脱した調査は法的な取り締まりを受ける。

 ここで採用の調査について「何をみているか」を順を追って説明しよう。

『最終学歴』

高等学校・専門学校・大学は第三者の卒業確認を一切認めない。本人からの卒業証明書の提出が必要である。

『職歴』

前職への問い合わせについては全体の企業の約4割が回答してくれる。在職確認だけが3割、残りの3割は回答を拒否する。

履歴書に書かれている事実と調査結果が「違う」と判明する最も確立のある調査項目である。在職期間、身分(役職・正社員・派遣・バイト等)、勤怠、能力、コミュニケーション性、反社会性反道徳性、素行等を聞き出して人間性を炙り出す作業となる。

『退職理由』

ほとんどが自己都合・会社都合であるが、注意しなければならないのが「健康面」「上司との軋轢」「精神面」に起因していないか、である。

『居住地』

まず当人の居住確認である。もし住んでいない場合は支給する交通費が継続的に発生してしまう。

近隣から「日常の挨拶」「家族状況」「不審者の出入りの有無」「ゴミ出し等の日常のマナー」「反社会的集団との接触」「普段の服装、喋り方」等だが、昨今都心部では一戸建てにしても、マンションならなおさら「付き合いはない」「誰がいるかも知らない」と言った言葉も多く聞かれる。

『他』

 自己破産・これまでの事故又は好評のSNS、及び新聞記事からの探知。不動産の確認、となる。

 職歴については前勤務先が既に廃業しているとか転居してしまったとかあるが、今時HPにないことはほぼ考えられない。どこにもない場合は「おかしい」と感じる。本人が転職を繰り返しているにも関わらず履歴書に空白の期間がないのも素直に頷けないし、理路整然と並んだ会社名が並ぶのもなにか引っかかる。もちろん在職の役職をハッキリ記載しないもの「何かある」とみる。

履歴書をどれだけ深読みできるかが調査のカギで、情報を正確にとった上で書かれた履歴の裏付けをしてゆくのである。

採用調査の可否はすべてが入社時とは限らない。書類審査で絞り込んだ後調査会社に依頼するとか、費用面を考慮した上での依頼となる場合が多い。又役職の昇進、引き抜き対応のマネージャークラスの採用調査も重要である。特に役職付けで入社させようとした場合、当人の能力面、人間関係のもつれで前職を退職に至った例が多いのである。

現在は情報社会と言われるように、入社させる人物の事前情報をどれだけ収集できるかが、入社後の運営に影響する。

少し変な例を挙げる。

管理職として入社した人物。一般社員からは「奴、俺らよりいきなり高級とりだよね」と妬まれるが、その妬みの本当理由としては「残業の拒否」「デカい態度・上から目線」

コミュニケーション能力の乏しさが従来の社員から打ち解けられない。結果「人事は何をやっている」と陰口を叩かれる。が交通便も悪く安い給料で来てくれる人もいない。なのに人手不足だから誰でも入れたい、そう思う担当者の焦りはよくわかる。

水商売、キャバレー・クラブのボーイの募集。

「墨の入っている人はお断り」の条件。面接時応募者の数人が不自然なところにサポーターをしている。風変わりな入社テストでやる気と元気の試験だという。ホールに全員輪になって肩を組み応援歌みたいな歌を歌いながら左右に揺れる。動きに合わせてサポーターをしていた数人が慌てだす。サポーターが少しずつずれて、チラチラと悪戯の痕が現れる。「駄目だよ君、入っているじゃないか!」と怒ると「色はまだ入れてません」と少しも悪びれない。「駄目だよやっぱり」「大丈夫、うまく隠し通します」と自分が客商売だなんて頭にもない。

また変わった仕事にも遭遇する。

何十年ぶりに知り合いから連絡が入り喫茶店で会う。「最近仕事を変えて今は営業職だ。気に入ったらでいいから、俺の売っているものを見てくれ、よかったら買って欲しい」と足元の長い風呂敷から取り出したものは模造刀。「俺もこれまでいろいろあったからまともな会社は駄目だよ」ちょっと関心があったから面接を受けたらその場で採用、即日営業回りになったという。履歴書も持ってこなかったという。

虚偽を申告して何とか努めたいという気持ちはわからないでもない。まんまと入社に成功したとしてもその後一番苦労するのは当人であり、又それに振り回される社内環境である。

面接時本人記載の履歴書から読み取れるものはたくさんあるが、なぜ虚偽の申請をしたのかという背景は前職、近隣の人たちから知れる事例が多いのは確かである。

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